2011年03月28日
お子様ランチの話
前回の記事「国境なき肉団・活動報告!」に参加した後、目と鼻の先にある

(ホテルクラウンパレス浜松HPより抜粋)
ホテルクラウンパレス浜松さんにて開催される、
「第3回 浜松夢づくり講演会」に参加して参りました!
このブログでも以前お知らせ申し上げました、アレです!
ぶっちゃけた話、直前まで募金活動してましたんで・・・昼飯抜き!
でも、いいんです!「Live」で元TDLキャストの方のお話が拝聴できるんですから!
(ま、ちっとはダイエットにもなるさね)
<注:「キャスト」とは従業員の事を指します。>

(講演会のチラシ・クリックで拡大します)
さて、注目の「講演会」ですが・・・
講師の先生は加賀屋克美氏。
TDLで数々のアトラクションを担当され、果ては本場ディズニーワールドのキャスト経験もなさったという、コッテコテの元キャストさんです。現在は当時の経験を生かし、執筆業やコンサルタント業と多忙な日々を送られているとの事。
ま、皆さんご存じの通り・・・
私はコッテコテのTDRフリークですんで!<( ̄^ ̄)>
約2時間の講演でしたが、興味深々で拝聴させて頂きました!
加賀屋さんの体験談やディズニー社の考え方、そして商売に対する姿勢・・・
楽しい中にも日々の仕事においてとても参考になるお話が満載でした。
中でもとりわけ心に残ったお話・・・
もしかしたら、ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、

「お子様ランチ」のお話をお伝えしたいと思います・・・

(ホテルクラウンパレス浜松HPより抜粋)
ホテルクラウンパレス浜松さんにて開催される、
「第3回 浜松夢づくり講演会」に参加して参りました!

このブログでも以前お知らせ申し上げました、アレです!
ぶっちゃけた話、直前まで募金活動してましたんで・・・昼飯抜き!
でも、いいんです!「Live」で元TDLキャストの方のお話が拝聴できるんですから!

<注:「キャスト」とは従業員の事を指します。>

(講演会のチラシ・クリックで拡大します)
さて、注目の「講演会」ですが・・・
講師の先生は加賀屋克美氏。
TDLで数々のアトラクションを担当され、果ては本場ディズニーワールドのキャスト経験もなさったという、コッテコテの元キャストさんです。現在は当時の経験を生かし、執筆業やコンサルタント業と多忙な日々を送られているとの事。
ま、皆さんご存じの通り・・・
私はコッテコテのTDRフリークですんで!<( ̄^ ̄)>
約2時間の講演でしたが、興味深々で拝聴させて頂きました!

加賀屋さんの体験談やディズニー社の考え方、そして商売に対する姿勢・・・
楽しい中にも日々の仕事においてとても参考になるお話が満載でした。
中でもとりわけ心に残ったお話・・・
もしかしたら、ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、

「お子様ランチ」のお話をお伝えしたいと思います・・・
東京ディズニーランドのとあるレストランに1組の夫婦がやって来ました。
ウエイターさんは、その夫婦を2人掛けの席に案内し、注文をとります。
夫:「僕はハンバーグのセット。」
妻:「私はこのパスタのセットと・・・お子様ランチ。」
しかし、このレストランでは8歳以下の子供にしかお子様ランチを提供出来ません。
申し訳なさそうな表情でウエイターさんはこう告げます。
店員:「申し訳ありません。当店では8歳以下のお子様にしかお子様ランチをお出しする事が出来ないのですが・・・」
妻:「(がっかりした表情で)あ・・・そうですか。それなら結構です・・・。」
ウエイターさんは一礼し、注文を伝えに厨房へ向かおうとしました。
しかし、その途中で「もしかしたら、後から子供が来るのかも」と思い、確認の為に夫婦の元へ引き返します。
店員:「申し訳ありません。人数の確認を忘れておりました。後からお子様がいらっしゃるのですか?」
こう告げると、夫婦は下を向いてうつむいてしまいました。
ウエイターさんは内心焦ります。
(まずい事を聞いてしまったかな・・・)
暫くして、奥さんがゆっくりと顔を上げ、しずかに話始めました・・・
妻:「変な注文をしてごめんなさいね・・・。実は私達には生きていれば今日2歳の誕生日になる子供がいたんです・・・。病気が原因で亡くなってしまったのだけれど・・・。暫くは2人共悲しくて家の中に籠っていたんです。」
「でも、いつまでも嘆いていても始まらないので、今日は勇気を出して家族3人のつもりでディズニーランドに遊びに来たんです。だから、ついお子様ランチを注文してしまったの・・・。」
ウエイターさんは悩みました。
マニュアルでは8歳以下の子供でないとダメ。しかし、夫婦の気持ちも分かる・・・。
そして、1つの結論を出します。
厨房に向かい、他のキャストに事のいきさつを話すと・・・
「いいじゃない。それ、やろうよ!」
意見は全員一致。プチプロジェクトが始動した瞬間です。
まず、ウエイターさんは先程の夫婦の所へ行き、席の移動を促します。
夫婦は「?」と思いながらも4人掛けの席へ移動。
その間、厨房では大急ぎで料理を作っていました。
程なくして、料理が完成。
ウエイターさん、素知らぬ顔で料理を夫婦の元へ運びます。
店員:「お待たせ致しました。ご主人様はハンバーグセット。奥様はパスタセット。そして、こちらがお子様ランチでございます。」
誰もいない席に「お子様ランチ」が置かれました。
すかさず、その席のイスを「子供用のイス」にチェンジ。
そして、厨房のキャストも全員登場し、夫婦の周りに輪を作り歌い始めました。
(´・∀)ハッピーバースデー(・∀・(・∀・`)トゥーユー~~~~♪
ヽ(〃'▽'〃)ノ☆゜'・:*☆オメデトオゴザイマ~ス♪
<注:TDLのレストランでは、誕生日のお客様にバースデーソングのサービスがあります>
店員:「2歳のお誕生日、おめでとうございます! ご家族3人で楽しいひとときをお過ごし下さい!」
夫婦が涙を流して「感動」
したのは云うまでもありません・・

ディズニーランドのサービスの真髄はここにあります。
<< お客様は感動して涙を流している・・・。 >>
この間、キャスト達がやった事は?
・夫婦に席を移動して貰った。
・マニュアルを無視し、大人にお子様ランチを提供した。
・大人用のイスを子供用に変えた。
・バースデーソングを合唱した。
たったこれだけですよね。
お金など掛けなくとも、ちょっとした「心配り」でこれだけ人を
感動
させる事ができるんですよ!
これが本来の「サービス」なのかなと思うのです。
ディズニーランドのリピート率は実に97.5%。
その理由が分かる様なエピソードですね・・・(*・ω・)(。。*)ぅん
(補足)
・TDRではお客様の為ならばマニュアルを無視(というか変更)しても賞賛されます。
・勿論、オーダーは入っていないので、お子様ランチの代金は頂いておりません。
日本ブログ村に参加しております。
宜しければ、
クリック
をお願い致します。<(_ _)>



ウエイターさんは、その夫婦を2人掛けの席に案内し、注文をとります。
夫:「僕はハンバーグのセット。」
妻:「私はこのパスタのセットと・・・お子様ランチ。」
しかし、このレストランでは8歳以下の子供にしかお子様ランチを提供出来ません。
申し訳なさそうな表情でウエイターさんはこう告げます。
店員:「申し訳ありません。当店では8歳以下のお子様にしかお子様ランチをお出しする事が出来ないのですが・・・」
妻:「(がっかりした表情で)あ・・・そうですか。それなら結構です・・・。」
ウエイターさんは一礼し、注文を伝えに厨房へ向かおうとしました。
しかし、その途中で「もしかしたら、後から子供が来るのかも」と思い、確認の為に夫婦の元へ引き返します。
店員:「申し訳ありません。人数の確認を忘れておりました。後からお子様がいらっしゃるのですか?」
こう告げると、夫婦は下を向いてうつむいてしまいました。
ウエイターさんは内心焦ります。

(まずい事を聞いてしまったかな・・・)
暫くして、奥さんがゆっくりと顔を上げ、しずかに話始めました・・・

「でも、いつまでも嘆いていても始まらないので、今日は勇気を出して家族3人のつもりでディズニーランドに遊びに来たんです。だから、ついお子様ランチを注文してしまったの・・・。」
ウエイターさんは悩みました。
マニュアルでは8歳以下の子供でないとダメ。しかし、夫婦の気持ちも分かる・・・。
そして、1つの結論を出します。
厨房に向かい、他のキャストに事のいきさつを話すと・・・
「いいじゃない。それ、やろうよ!」

意見は全員一致。プチプロジェクトが始動した瞬間です。
まず、ウエイターさんは先程の夫婦の所へ行き、席の移動を促します。
夫婦は「?」と思いながらも4人掛けの席へ移動。
その間、厨房では大急ぎで料理を作っていました。
程なくして、料理が完成。
ウエイターさん、素知らぬ顔で料理を夫婦の元へ運びます。
店員:「お待たせ致しました。ご主人様はハンバーグセット。奥様はパスタセット。そして、こちらがお子様ランチでございます。」
誰もいない席に「お子様ランチ」が置かれました。
すかさず、その席のイスを「子供用のイス」にチェンジ。
そして、厨房のキャストも全員登場し、夫婦の周りに輪を作り歌い始めました。
(´・∀)ハッピーバースデー(・∀・(・∀・`)トゥーユー~~~~♪
ヽ(〃'▽'〃)ノ☆゜'・:*☆オメデトオゴザイマ~ス♪
<注:TDLのレストランでは、誕生日のお客様にバースデーソングのサービスがあります>
店員:「2歳のお誕生日、おめでとうございます! ご家族3人で楽しいひとときをお過ごし下さい!」
夫婦が涙を流して「感動」




ディズニーランドのサービスの真髄はここにあります。
<< お客様は感動して涙を流している・・・。 >>
この間、キャスト達がやった事は?
・夫婦に席を移動して貰った。
・マニュアルを無視し、大人にお子様ランチを提供した。
・大人用のイスを子供用に変えた。
・バースデーソングを合唱した。
たったこれだけですよね。
お金など掛けなくとも、ちょっとした「心配り」でこれだけ人を


これが本来の「サービス」なのかなと思うのです。
ディズニーランドのリピート率は実に97.5%。
その理由が分かる様なエピソードですね・・・(*・ω・)(。。*)ぅん
(補足)
・TDRではお客様の為ならばマニュアルを無視(というか変更)しても賞賛されます。
・勿論、オーダーは入っていないので、お子様ランチの代金は頂いておりません。
日本ブログ村に参加しております。
宜しければ、





Posted by 税理士shun at 18:02
│ビジネス・考え方
この記事へのコメント
う、うっ、うぇ~~~ん
いい年したおっさんが本気で
涙を流しながら読ましてもらいました。
これだからTDLはいいんです。
お客様を想っての行動。
見習わなきゃね。
いい年したおっさんが本気で
涙を流しながら読ましてもらいました。
これだからTDLはいいんです。
お客様を想っての行動。
見習わなきゃね。
Posted by 大木たけし at 2011年03月28日 18:20
>大木たけし さま
ヾ(* ̄ ̄ ̄▽ ̄ ̄ ̄*)ノこんばんわ♪
私自身、この話は以前より(本で読んで)知っていたんですが、やっぱり「直接係わった人からじかに話を聞く」のは違いますぁね。
とっても「イイ」話で、なお且つビジネスにおいても大切だと思ったので記事にしてみました。Σd(・ω・´。)ビシィ
ヾ(* ̄ ̄ ̄▽ ̄ ̄ ̄*)ノこんばんわ♪
私自身、この話は以前より(本で読んで)知っていたんですが、やっぱり「直接係わった人からじかに話を聞く」のは違いますぁね。
とっても「イイ」話で、なお且つビジネスにおいても大切だと思ったので記事にしてみました。Σd(・ω・´。)ビシィ
Posted by 税理士shun
at 2011年03月28日 21:34

シビレました。
ディズニー素晴らしいですねぇ。
『期待した以上のサービス』
テーマパークに関係なく、一般企業でも見習わなきゃいけないテーマですね。
ディズニー素晴らしいですねぇ。
『期待した以上のサービス』
テーマパークに関係なく、一般企業でも見習わなきゃいけないテーマですね。
Posted by GodGate
at 2011年03月28日 23:59

>GodGate さま
ありがとーございます!(^^)
そうなんですよ。
「サービス」っていうものはどんな商売にも共通するものですからね。
より良いモノを作る事も大切ですけれど、目線は「お客様」を向いていないといけないですよね。
ありがとーございます!(^^)
そうなんですよ。
「サービス」っていうものはどんな商売にも共通するものですからね。
より良いモノを作る事も大切ですけれど、目線は「お客様」を向いていないといけないですよね。
Posted by 税理士shun
at 2011年03月29日 09:09
