【家事関連経費】ってご存知ですか?
個人事業主の確定申告にちくちくと勤しんでおりますと、
時々
「家事関連経費」なるモノが出現して参ります。
家事関連経費とは・・・
家事用(生活用)と商売用の両方にかかわりがある費用・・のこと。
このうち、家事用(生活用)については経費とする事が出来ないので、
除外する必要があるんですね。
例えば、商売で扱っている商品を自分の家で使ってしまった様な場合。
八百屋さんを営んでいるとして、お店の果物や野菜を夕食の材料に使ってしまったら、どうなってしまうのか。
実は、この様な場合には
値札(売値)の7割以上の価格で売上に計上しなければならないのですよ。
税法的には、相手が誰であれ、売った事に変わりは無いという解釈なんですね。
次に、電気代や電話代、ガソリン代等の経費。
全てを商売で使っているのであれば無問題なのですが、
自宅兼店舗で、電気メーターを分けていない様な場合。
かかった電気代をすべて経費にしていたら・・・まずいんですね。
当然、自宅部分は経費から除外しなければなりません。
・・・とは云っても、厳密に分ける事が難しい場合もありますよね。
そんな時はおおよその割合(6:4とか7:3とか)で分けてしまう事もあります。
(注:税務調査にて指摘を受ける事もありますので、きちんと説明出来る様にしておきましょう)
携帯電話(設置電話)だってそうですよ。
仕事以外で使っている部分があれば同じ事なんですね。
家事関連経費って、1つ1つは小さな金額である事が多いのですが、
それらが全て集まると、結構な額になったりするもんです。
申告してから何年か経って、税務調査で指摘を受けたら・・・
結構なダメージを受ける事になるかも知れません。
加算税や延滞税等のいらん税金もかかってしまいますしね。
商売の経費と自宅の経費、
しっかりと分けておくのが吉です!
【本日の減量トレーニング】
RUN&WALK:25分
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